エアコンクリーニングは業者に依頼すると高いですし、お金をかけてまでエアコンクリーニングをする必要があるか分からずに悩んでいませんか?
どれだけ高性能なエアコンでも内部はホコリやカビで汚れます。ホコリやカビなどのハウスダストは健康に影響を及ぼすだけでなくムダな電力消費で電気代が上がる原因に!
本記事は、国内大手家電メーカーでエアコンの設計を10年以上担当している著者が、メーカーでは教えてくれない、エアコンの汚れを放っておいた場合に生じる4つのリスクとその対策について解説します。
この記事で解決できるお悩み
- 高いお金を出してまでエアコンクリーニングをする必要があるの?
- エアコンが汚れたまま使うとどうなるの?
- 自分でエアコンを掃除してもいいの?
エアコンはどこが汚れる?
エアコンの仕組み
まずはエアコンのどこが汚れるのかを説明する前にエアコンの仕組みを簡単にご紹介します。
みなさんご存じの通り、エアコンは室内機と室外機がセットで動いています。室内機と室外機はそれぞれアルミの薄いフィン(0.1ミリ程度)が約500枚で構成されている熱交換器を持っていて、冷房・除湿運転のときは熱交換器が5℃くらいまで冷やされ、暖房運転のときは45℃くらいまで温められます。
室内機の送風ファンが回転すると、部屋の空気は室内機に吸い込まれて熱交換器のフィンの間を通過して吹き出し口からまた室内に戻ります。フィンとフィンの間を通り抜けるときに、冷房・除湿運転では部屋の暖かい空気が冷やされて、暖房運転のときは部屋の冷たい空気が暖められます。
これがエアコンから冷たい風や暖かい風が出る仕組みです。
- 冷房・除湿:部屋から取り込んだ暖かい空気が冷たい熱交換器を通過して冷やされる
- 暖房:部屋から取り込んだ冷たい空気が温かい熱交換器を通過して暖められる
エアコンの詳しい仕組みについてはこちらの記事がおすすめです。
エアコンから水がでる理由
冷房や除湿運転では、暖かい空気が熱交換器を通過するときに熱交換器に水滴がつきます。これは、暖かい空気の中の水蒸気が冷やされて(露点温度に達して)水滴となって現れるためです。

コップに冷たい水を入れるとコップが結露する現象と同じですね。
この水滴は熱交換器のフィンとフィンの間を伝ってドレンパンに流れます。ドレンパンに溜まった水はドレンパンの穴から外に接続されているドレンホースをつたって外に排水されます。
エアコン室内機の送風経路とは
部屋の空気は、室内機の送風ファンが回転することによって吸込み口から入って熱交換器のフィンの間、送風ファン、ケーシングを通過して吐き出し口からルーバーを伝って部屋に戻ります。この一連の流れで通過する風の通り道を送風経路といいます。
エアコンの送風経路
エアコン室内機の排水経路とは
エアコンの主な排水経路は2種類あります。
エアコンの仕組みで解説したように冷房や除湿運転では部屋の暖かい空気が冷やされることで空気に含まれている水蒸気が水滴となって現れます。この水滴は熱交換器のフィンとフィンの間にたまるとドレンパンに流れてドレンパンのドレン穴から出てドレンホースをつたって屋外に流れます。
また、送風経路であるケーシングは冷房運転のとき冷たい風で常に冷やされています。そのため、ケーシングの裏側にあたる室内機背面側が冷やされます。室内機背面側の空気は、部屋の暖かい空気なので室内機の背面にも水滴が付きます。実は、室内機背面にも溜まった水が流れるように露樋(つゆとい)が設けられていて、その露樋は前面のドレンパンにつながっています。露樋を流れた水はドレンパンに入り、ドレン穴から出てドレンホースをつたって屋外に排水されます。
エアコンの排水経路1
エアコンの排水経路2
エアコン室内機の汚れる場所
送風経路が汚れる理由
まず送風経路が汚れる理由ですが、
エアコンで吸い込む空気には部屋から舞ったホコリが含まれています。フィルターは大きなホコリをブロックすることはできますが、フィルターの網目よりも細かいホコリはフィルターを通り抜けて室内機の中に入ってしまいます。
冷房や除湿運転をするとエアコンの中はキンキンに冷やされています。エアコンを停止した瞬間、外の暖かい空気と混ざってエアコンの中が水滴でくもります。



冷房された部屋から外に出たときに眼鏡が曇る現象と同じですね。
このときエアコンの中は、暖かくて湿度が高い状態=カビが生育しやすい環境になってしまいます。
そして、くもっている場所にフィルターを通り抜けた細かいホコリが付着します。これが冷房シーズンに繰り返されると送風経路にはホコリが堆積していき、堆積したホコリを養分としてカビが繁殖してしまいます。
排水経路が汚れる理由
次に排水経路が汚れる理由ですが、
エアコンの冷房・除湿運転では水ができて排水経路を通って室外に排出されますが、ドレンパンや露樋(つゆとい)には、排水しきれなかった水が残ってしまいます。
また、熱交換器には親水性コーティングがされていて水滴が流れやすい設計になっていますが、熱交換器のフィンは1ミリ程度の狭いピッチで並んでいるため、水がフィンとフィンの間に表面張力でブリッジしてして排水されずに熱交換器に残ってしまうことがあります。
室内機に残ってしまった水は、エアコン運転停止後にエアコンの中の湿度を高くする原因となりますし、さらにその水にホコリが付着して堆積します。この堆積したホコリを養分としてカビが繁殖してしまいます。
これが、エアコンの中にホコリがたまったりカビが生えたりする一番の理由です。
エアコンの汚れを放っておくと生じる4つのリスク
エアコンの汚れとは、エアコン内部にカビやホコリ、ダニの死骸やフン、細菌、花粉、繊維クズ、人間の皮膚片やフケ、ペットの毛などのいわゆるハウスダストが付着、堆積している状態です。
自動お掃除機能や内部クリーン機能が搭載されているエアコンであっても使っていれば絶対に汚れます!
著者が知る限りでは、メーカーはエアコンが汚れたまま使用し続けることへのリスクをカタログなどで表立って発信していません。
自動お掃除機能や内部クリーン機能を搭載しているエアコンが多い中、『それでも絶対に汚れます』とはなかなか言いにくいのでしょう。
しかし、各メーカーは自社サイトではしっかりとエアコンクリーニングを推奨しています。
では、エアコンが汚れたまま使用したらどうなるのかについて解説していきましょう。
- アレルギーなど健康への影響
- ムダな電力消費で電気代が上がる
- 冷暖房が効かなくなる
- エアコンが壊れやすくなる
1.アレルギーなど健康への影響
冷房・除湿運転後のエアコン内部は、暖かくて湿度も高くカビの温床となり、ハウスダストが水分に付着してエアコン内部に蓄積されてしまいます。
たまったハウスダストはエアコンを運転すると部屋に撒き散らされてしまうためアレルギー症状を引き起こす原因になる可能性があります。
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目のかゆみや痛み
- 皮膚の炎症
- かゆみ
- 肌の乾燥
- 喘息や咳
冷房・除湿運転では水が介在するためホコリやハウスダストが蓄積すると説明しましたが、冷房シーズンだけでなく暖房シーズンも注意が必要です。
暖房シーズンには、冷房シーズンにたまったハウスダストの飛散と部屋の乾燥でアレルギー症状が悪化する可能性があります。
また、通常ハウスダストは夜間の就寝時は人が活動していないため舞いにくいですが、エアコンを使用しながら寝ると常にハウスダストが部屋に舞っている状態になるため注意が必要です。
2.ムダな電力消費で電気代が上がる
エアコンはどこが汚れる?でも説明したように、エアコンの送風経路は汚れやすいです。送風経路は、フィルター、熱交換器、送風ファン、ケーシング、ルーバーで構成されています。それぞれが汚れていると風の抵抗になり室内機は効率よく風を送れなくなってしまいます。
- フィルターや熱交換器がホコリやハウスダストで目詰まり
- 送風ファン、ケーシング、ルーバーにホコリやカビ、ハウスダストが蓄積
送風の効率が落ちると、汚れていないときと同じだけの風を送るために多くのエネルギーが必要となり、部屋を冷やしたり暖めたりするのに多くの時間がかかるため、ムダな電力を消費してしまいます。
どれだけムダな電力を消費してしまうのか、ダイキンのうるさらX(4.0kW 14畳用 AN40ZRP)を例にみてみましょう。
ダイキンウェブページよりAN40ZRPの期間消費電力量は1,066kWhなので1年間の電気代は1kWhあたり27円とすると28,782円になります。
汚れによって送風の効率が20%低下したと仮定すると、年間の電気代は35,977.5円になります。
よってこの例では、エアコンが汚れていると1年間で約7200円もムダに電気代がかかってしまうことになります。
3.冷暖房が効かなくなる
エアコンのフィルターや熱交換器が目詰まりすると、エアコンが取込める空気の量が減り、取り込めた空気も熱交換器を通りにくくなるため熱交換器との熱のやり取りが少なくなってしまいます。
そうすると、空気の温度がほとんど変わらずに部屋に戻ることになるのでエアコンから吹き出た空気が冷たい(暖房のときは暖かい)と感じにくいため、冷暖房が効かなくなって故障と勘違いする場合も。



熱のやり取りが少なすぎて設定温度に到達できない場合もあります。
4.エアコンが壊れやすくなる
エアコンは起動時にはハイパワーで動きますが、設定温度に近付くにつれて徐々にパワーを落としていきます。設定温度になると省エネモードになり、ローパワーで運転を行います。
エアコンの汚れによって冷暖房の効率が低下し、設定温度に近付くことができずにエアコンが常にハイパワーで動き続けることになります。
そのため、部品への負荷が大きくなりエアコンが壊れやすくなってしまいます。
自動おそうじ機能や内部クリーン機能があればエアコンクリーニングは必要ない?
結論を言うと、自動お掃除機能や内部クリーン機能が搭載されたエアコンであってもエアコンクリーニングは必要です。
まず、自動お掃除と内部クリーンは次のような機能のことをいいます。内部クリーン機能はメーカーやグレードによって様々ですがここでは代表的な方法をご紹介します。お使いのエアコンがどの機能を持っているか確認してみましょう。
- 自動おそうじ機能
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- エアコンのフィルターを専用のメカで定期的に掃除してホコリが溜まらないようにする
- 内部クリーン機能
-
- エアコン内部に防汚素材を使って汚れにくくする
- 熱交換器の汚れを冷房の水で洗い流す
- 冷房・除湿運転後に暖房運転で内部を乾燥させてカビや菌を抑制する
- イオンやオゾンでカビや菌を抑制する
エアコンはどこが汚れる?でも説明したように、エアコンの汚れる場所は主に送風経路と排水経路です。フィルターは目の粗さよりも大きなホコリはキャッチできますが、細かなホコリやハウスダストはフィルターを通り抜けてしまい、エアコンの内部に蓄積されてしまいます。
そのため、自動お掃除機能があったとしてもエアコン内部は汚れます。
最近では、エアコン内部のカビを抑制する内部クリーン機能を搭載したエアコンも多くみられます。
内部クリーン機能を搭載したエアコンはカビを抑制することができるためだいぶ汚れにくくなっていますが、それでも完全に汚れないとは言い切れません。
このように、エアコンのフィルターをどれだけ掃除しても、エアコンの内部が汚れにくくなっていても、エアコンの冷房・除湿運転を使っている以上、エアコン内部のホコリの蓄積やカビの発生を完全に防止することはできません。
自分でエアコンを掃除する方法
では、自分で掃除する場合はどこまでエアコンをキレイにできるのでしょうか。
自分で掃除ができる部分
まず、自分でエアコンの掃除をするときはエアコンの電源プラグを抜き、アースがつながっている場合は外してから作業を行いましょう。エアコンの機能によっては停止状態から急に動くことがありますし、感電の危険性もありますので注意が必要です。
エアコンの室内機で、自分で掃除ができるのは次の部分です。
- 室内機本体の外側
-
ぞうきんやハンディモップなどで拭き取るだけでキレイにすることができます。
- 前面パネル
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前面パネルは取っ手をつかんで開くと開いた状態で保持することができますので内側も拭き掃除ができます。
また、取り外してお手入れをする方法が取扱説明書に記載されている場合もありますので参照してみてください。
取扱説明書が手元にない場合は各メーカーのウェブサイトから見ることができます。
- 前面パネルを開けて見える部分
-
前面パネルを開けるとフィルターと前面パネルの内側が見えます。
本体と同様にぞうきんやハンディモップなどで拭き取ることができます。
- フィルター
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フィルターは、メーカーによって材質やコーティングが違うのでお使いになっているエアコンの取扱説明書で取り外し方やお手入れ方法を確認して掃除することをおすすめします。
取扱説明書が手元にない場合は各メーカーのウェブサイトから見ることができます。
- ルーバー
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ルーバーの汚れは室内機本体と同様にぞうきんやハンディモップで拭き取ることができます。
手動の左右風向ルーバーは手で動かしても良いですが、自動で動く左右風向ルーバーや上下風向ルーバーは手で動かすとモーターが壊れる原因になります。動かす場合はゆっくりと優しく動かすようにしましょう。
- 送風ファン(見える部分)
-
エアコンの送風ファンのほとんどは貫流ファンが採用されています。貫流ファンは、ブレードが円周上に並んだ構造になっていてブレードの内側が特に汚れやすくなっています。
おすすめの掃除方法は、割りばしなどの棒にガーゼなどの布を巻きつけて輪ゴムで固定したもの(おそうじ棒)をブレードの間に入れて一枚一枚拭いていく方法です。根気が必要ですがこれでかなりキレイにすることができます。
送風ファンは比較的割れやすい材質でできていることが多く、ブレード間のピッチが狭いのでブレードが割れないように注意しながら掃除しましょう。
- ケーシング(見える部分)
-
ケーシングとはエアコンで風の通り道になる部分でとても汚れやすい部分でもあります。
実際は広範囲ですが見える部分は限られていますので送風ファンと同様におそうじ棒を使うか狭いところに入り込めるハンディモップで掃除するとよいでしょう。
基本的に外から見える部分であれば自分でも掃除することができます。
自分での掃除をおすすめしない部分
次の場所は自分で掃除することをおすすめしません。しっかりとエアコンを掃除したいときはエアコンクリーニングを業者に依頼することをおすすめします。
- 熱交換器
-
熱交換器の中でフィルターを取り外して見える部分は掃除機で吸うなどして掃除することができますが、フィンの間に詰まったホコリやカビを除去することは個人では難しいです。
エアコン用の洗浄スプレーが市販されていますがおすすめできません。その理由は、エアコン内部に残った洗浄剤で樹脂部品が破損(ケミカルアタック)・電気部品の絶縁不良などが発生し、発煙・発火につながったり、エアコンが運転できなくなったりする恐れがあるので注意が必要です。スプレーの成分によっては、熱交換器の親水性コーティングが剥がれてしまい、水漏れの原因になる可能性があります。
また、洗浄スプレーでは勢いが足りずに熱交換器の内側(送風ファン側)には多くの汚れが残ってしまいます。この汚れを残したまま運転してしまうと汚れを伝って水がエアコンから垂れてきたりホコリのかたまりがエアコンから降ってきたりする原因になります。
- 分解洗浄
-
これはエアコンの部分ではなく掃除方法になってしまいますが、最もおすすめできないのは自分でエアコンを分解して洗浄する方法です。
自分で分解してエアコンが壊れてしまった場合、保証期間内であっても補償を受けることはできません。また、自分で分解する場合は故障する可能性が高いですし最悪の場合元に戻せないということもあります。
プロに依頼するエアコンクリーニングでは、スタッフが特殊な研修を受けているためエアコンの分解組立てができます。また、エアコンクリーニング業者は損害賠償保険に加入していて、もし施工後にエアコンが故障してしまっても補償を受けることができるようになっています。
個人ではただ故障リスクが上がるだけなので分解はやめましょう。
また、エアコンは工場で組み立てるときに部品間の取り付け寸法を管理している部分があります。個人では再現することができず故障リスクが上がるので分解はやめましょう。
熱交換器を市販のスプレーで掃除したり、分解して掃除するのはやめましょう!
エアコンクリーニングを業者に依頼するメリットとデメリット
しっかりとエアコンを掃除したいとき、汚れや臭いが気になったときはエアコンクリーニングを業者に依頼することをおすすめします。
では、エアコンクリーニングを業者に依頼するメリットとデメリットはなんでしょうか?
エアコンクリーニングを業者に依頼するメリット
エアコンクリーニングを業者に依頼すると部品単位でキレイにすることができるので、エアコンの汚れを放っておくと生じるリスクで説明したリスクが全て改善されます。
- エアコンの嫌な臭いが気にならなくなる
- エアコンが原因のアレルギー症状や喉の痛みが改善する
- ムダな電気代が節約できる
- 冷暖房が効くようになる
- エアコンが壊れにくくなる
エアコンクリーニングを業者に依頼するデメリット
エアコンクリーニングを業者に依頼すると次のようなデメリットもあります。
- 料金が高い
- 清掃スタッフが家の中に入る
- エアコンが故障する可能性がある
- 清掃中はエアコンが使えない
料金が高い
エアコンクリーニングは高いという方も多いと思いますが、電気代の節約だけでなく、臭いや健康被害など改善できることが多いため少し料金は高いと思いますがエアコンクリーニングを行うメリットは非常に大きいです。
特にエアコンによるアレルギーが発症している方やまたその可能性がある方は、エアコンクリーニングを依頼することを強くおすすめします。
また、ユアマイスターやくらしのマーケットでは、全国のエアコンクリーニング業者が多く登録しており、業者のプロフィールやサービス内容だけでなく実際にサービスを受けた方からのレビューもみることができます。高品質でも安い業者をみつけることができますので、お住まいの地域に対応している業者を探してみてください。
清掃スタッフが家の中に入る
プロのエアコンクリーニング業者といえど、一人暮らしの女性や日中、家に女性が一人でいるお宅に男性スタッフが出入りするのは抵抗がありますよね。
おそうじ本舗やベアーズ、ユアマイスターやくらしのマーケットに登録している業者などで、エアコンクリーニング業者によっては女性スタッフに依頼することができるところもありますので確認してみましょう。
エアコンが故障する可能性がある
エアコンクリーニングではプロでも故障リスクがあります。
しかし、エアコンクリーニング業者のほとんどは損害賠償保険に加入しているため、もし施工後にエアコンが故障してしまったとしても補償を受けることができるようになっているので安心ですね。ただし、業者によって違いますが、補償を受けられる期間は施工後3日以内、7日以内と日数が決まっていますので事前に確認しましょう。
清掃中はエアコンが使えない
当然ではありますがエアコンクリーニング中はエアコンを使うことができません。そのため、エアコンクリーニングはエアコンを使っていないシーズンに依頼しましょう。
おすすめは、春(4月から6月)や秋(9月後半から10月)です。
この時期はエアコンシーズンではないのでエアコンクリーニング業者も閑散期となっていますし、お得なキャンペーンを実施しているところも多いのでおすすめです。
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エアコンクリーニングを依頼する目安やサイン
エアコンクリーニングはエアコンがどんな状態になっていたら依頼すれば良いのでしょうか。次のようなサインがあった場合は、速やかにエアコンクリーニングを依頼することをおすすめします。
- エアコンから異臭がする
- エアコンの外から見える位置に黒い斑点がある
- エアコン運転時にバサバサ音がする
- エアコンから水が垂れてくる
エアコンから異臭がする
エアコンから異臭がする場合は、エアコン内部にカビが繁殖している可能性がとても高いです。
エアコンの外から見える位置に黒い斑点がある
黒い斑点の正体はカビです。
室内機の内部ではなく外から見える位置にカビが生えている場合、内部はもっと広範囲にカビが生えている可能性が高いです。
エアコン運転時にバサバサ音がする
エアコンが故障したかのように思えますが、バサバサ音はエアコン内部の圧力が不安定になって部分的に風の逆流現象が起こっているときに発生します。これをサージングと言います。
サージングは、フィルターや熱交換器の目詰まり、ファンにホコリが蓄積していることが原因で発生しやすいです。
エアコンから水が垂れてくる
エアコンからの水垂れもエアコンの故障のように思えますが、熱交換器がホコリやハウスダストで目詰まりして水がうまく排水されずにエアコンの外に出てしまうことがあります。
また、バサバサ音と同じようにサージングが発生して風が逆流したときに部屋の暖かい空気を吸いこむとエアコン内部の冷たい空気と混ざって水滴が発生し、エアコンの外に垂れてしまうことがあります。
判断が難しい場合は
もしこれらの判断が難しい方で、普段からエアコンをお使いの場合は定期的にエアコンクリーニングを行うことをおすすめします。エアコンの使用状況によるエアコンクリーニングのおすすめ頻度は次の通りです。
おすすめの頻度 | エアコンの使用状況 |
---|---|
1年に1回 | 冷房シーズンに1日8時間以上使用している エアコンのある部屋でペットを飼っている キッチンのように油煙が発生する場所で使用している 赤ちゃんやアレルギー症状がある人が生活する部屋で使用している リビングなど人の動きが多い部屋で使用している |
2年に1回 | 冷房シーズンに1日に4〜8時間未満の使用 人の動きが少ない部屋で使用している |
エアコンクリーニングをお得に依頼するには
エアコンクリーニングはできればお得にお願いしたいですよね。
エアコンクリーニング業者は、定期的にお得なキャンペーンを実施しています。
特にエアコンがオフシーズンとなる春(4月から6月)や秋(9月後半から10月)がねらい目。この時期にキャンペーンを実施する業者が多いのでおすすめです。
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まとめ
本記事の結論としては、エアコンクリーニングはどんなエアコンでも必要です!
自分でエアコンの掃除はできますが、掃除できる部分に限りがありそれだけでは不十分です。エアコンの汚れを放っておくと次のようなリスクがあります。
- アレルギーなど健康への影響
- ムダな電力消費で電気代が上がる
- 冷暖房が効かなくなる
- エアコンが壊れやすくなる
エアコンクリーニングを依頼するタイミングは、エアコンの汚れや臭いなどエアコンクリーニングが必要なサインがあったときに依頼することをおすすめします。
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