エアコンが効かないのは故障じゃない!?10の原因と対策をエアコンのプロが紹介します!

エアコンが効いていない!効きがわるい!と感じたとき、故障かな?と思う方も多いのではないでしょうか。実は、その原因は使い方にあることが大半です。本記事では、国内大手家電メーカーでエアコン設計に10年以上従事している現役の設計者が、エアコンの効きが悪くなる10の原因とお手軽な改善方法を徹底解説します。

この記事で解決できるお悩み

  • エアコンが効かない原因が分からない!
  • エアコンの効きがわるい!
  • エアコンの効きを改善したい!
目次

エアコンの効きがわるくなる10の原因と対策

エアコンの効きがわるくなる10の原因とその対策をまとめてみました。お家のエアコンの効きがわるいなと思ったら、これから紹介するどれかに当てはまっているかもしれません。

  • 部屋の窓を開けたままエアコンを運転している
  • キッチンの換気扇をつけたままエアコンを運転している
  • エアコンの前面パネルがひらいている
  • ルーバーの向きが運転モードに合っていない
  • 霜取り運転をしている(暖房運転のみ)
  • 室外機のまわりが囲まれている
  • エアコン(室内機)のまわりが囲まれている
  • フィルタにホコリがたまっている
  • 熱交換器にホコリがたまっている
  • エアコン(室内機)の送風ファンにホコリがたまっている

1.部屋の窓を開けたままエアコンを運転している

部屋の窓が開いている

窓を開けたままエアコンを運転しているということはありませんか?日常的な窓開け換気の取り入れにより、窓を閉め忘れたままエアコンを運転している方も多いかもしれません。

エアコンは部屋の空気を上部から吸って、熱交換器でその空気の熱を冷房のときは冷やして、暖房のときは暖めて吹き出し口から風を送ります。

例えば、冷房シーズンに窓が開いていると外から常に暑い空気が部屋に入ってくるため、部屋が冷える前に部屋が暖まってしまうのです。そのため、エアコンの効きが効かない、効きがわるいと感じてしまいます。

また、新鮮な空気を取り入れるために、窓を開けながらエアコンをつけている方もいますが、部屋が設定温度に達しないので、エアコンは常にフルパワーで運転し続けます。電気代がもったいないと感じる場合は、窓を閉めて運転しましょう。

対策

エアコンを運転する時は窓を閉める!

2.キッチンの換気扇をつけたままエアコンを運転している

LDKに設置しているエアコンで、効きがわるいと感じたら、キッチンの換気扇がついていないかチェックしてみてください。換気扇をつけたままエアコンを運すると、エアコンの風が部屋に循環せずに換気扇にひっぱられて外に逃げてしまいます。

対策

エアコンを運転する時はキッチンの換気扇をとめる!

3.エアコンの前面パネルが開いている

エアコンのフィルターを掃除をするために、前面パネルを開けることがありますよね。

前面パネルをしっかり閉じていないと、吹き出し口のすぐ上部にスキマができます。これだと、エアコンから出た風はパネルの隙間から吸い込まれてしまいます。これでは、エアコンの風がお部屋に循環せずに、エアコンに近い所だけで循環してしまい、エアコンが効かない、効きがわるいと感じてしまうことがあります。

また、このようにエアコンの風がエアコンに近い所だけで循環してしまう現象をショートサーキットと呼びます。

対策

エアコンを運転する時は前面パネルをしっかりと閉じる

4.ルーバーの向きが運転モードに合っていない

エアコンの風向きを変えるときにルーバーを動かします。ルーバーは、冷房運転と暖房運転でデフォルトの向きが違うのをご存じでしょうか?基本的に、冷房では上向き、暖房では下向きに設定されています。

冷房・除湿運転

冷房運転では冷たい風がエアコンから出ます。冷たい空気は重たいので部屋の下の方にたまります。すると、天井付近には暑い空気がたまるため、部屋が冷えません。

部屋を冷やすためには、ルーバーを水平方向にして、天井付近にたまった暖かい空気を冷やして部屋に循環させましょう。

暖房運転

暖房運転では、暖かい風がエアコンから出ます。暖かい空気は軽いので天井付近にたまります。部屋の下の方が冷えたままとなるため、部屋が暖まりません。

部屋を暖めるためには、ルーバーを下の方向に向けて暖気を下に送るようにしましょう。

対策

ルーバーの向きは、冷房時は水平方向、暖房時は下向きに設定する

5.霜取り運転をしている(暖房運転のみ)

これは、暖房運転のときだけ起こります。霜取り運転とは、室外機の熱交換器についた霜を溶かすための運転です。一時的に冷暖房の運転を切り替えて、室外側を暖めることで霜を溶かします。この時、室内側は冷房となり、冷風が出るため、エアコンが効いていないと感じることがあります。

通常、霜取り運転中はルーバーが自動的に上向きになり、冷たい風が人に直接当たらないような制御になっていますが、それでも冷気は出ているため一時的に部屋の温度は下がります。霜取り運転は、5~15分程度で終わるのでので、その後は通常の暖房運転に戻ります。

霜取り運転は、室外機に霜が付いたときに入るので、熱交換器に霜が付いたり凍ったりしないように、定期的に温かいお湯を室外機の熱交換器にかけてあげると良いでしょう。

また、寒さが厳しい寒冷地では、霜取り運転に頻繁に入ってしまうことから、霜取り運転に入りにくい寒冷地向けモデルが販売されていますので、チェックしてみてください。

対策

室外機の熱交換器に温かいお湯をかける

・霜取り運転に入りにくいモデルを購入する

6.室外機のまわりが囲まれている

エアコン室外機

例えば、マンションやアパートのベランダのように周囲が壁で囲まれている場所では、室外機の風の流れがわるくなり、性能を十分に発揮できなくなります。

また、降雪のある地域では、冬の暖房シーズンに室外機に雪が積もって埋まっていたり、周囲が雪で囲まれていると、壁があるのと同じように、性能を十分に発揮することができません。

この影響でエアコンの負荷が大きくなり、故障の原因にもなります。

室外機の周囲が覆われていないか、また、室外機が落雪の影響を受けない場所に設置されているか、別売の防雪フードをかぶせたり、高台に乗せて設置してあるかを確認しましょう。暖房時は、室外機の周囲に雪がないようにしましょう。

対策

・室外機のまわりをふさがない

・豪雪地域では室外機に別売の防雪フードを設置する

7.エアコン(室内機)のまわりが囲まれている

室外機と同じように室内機も周囲が囲まれていると空気が吸い込めなくなるため性能が落ちます。

最近は、色々な種類のエアコンカバーが販売されています。シーズンオフでエアコンを使わない場合にエアコンカバーをすることは推奨しますが、カバーでふさいだまま運転してしまうと、エアコンの能力は大きく低下してしまいます。

対策

エアコン(室内機)の周囲をふさがない

8.フィルタにホコリがたまっている

フィルタにホコリがたまっていると、エアコンが空気を吸込みにくくなるため、能力は大きく低下してしまいます。

エアコンは部屋の空気を上部から吸って、熱交換器でその空気の熱を冷房のときは冷やして、暖房のときは暖めて吹き出し口から風を送ります。

フィルタにホコリがつまっていると、エアコンが空気を思うように吸い込めず、熱交換される空気の量が減り、部屋全体を冷やしたり暖めたりすることができなくなります。

対策は、フィルタを2週間に一度程度掃除してください。お手入れ方法は、モデルごとに違いますので、お持ちのモデルの取扱説明書を参照してください。

対策

フィルターのホコリを掃除する

9.熱交換器にホコリがたまっている

熱交換器にホコリがつまっている場合、エアコンが空気を取り込みにくくなり、性能が落ちてしまうため、エアコンの効きが悪くなったように感じてしまうことがあります。
対策は、熱交換器を掃除することです。
熱交換器の掃除は難しいように思えますが、個人で行う場合は、前面パネルを開けてフィルタを外し、市販の熱交洗浄用のスプレーを吹きかけることで掃除をすることができます。

ただし、個人で掃除できる範囲では背面側や内側までをしっかり掃除することができないので注意が必要です。

そのため、しっかり掃除をしたい場合はエアコンクリーニングをおすすめします。

対策

次の方法で熱交換器を掃除する

・市販の熱交換器掃除用スプレー

エアコンクリーニング業者にエアコンの清掃を依頼

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10.エアコン(室内機)の送風ファンにホコリがたまっている

室内機の送風ファンにホコリがたまると風を送る力が不足するため、大きく性能が低下します。
対策は、送風ファンの掃除ですが、個人で行う場合は、エアコンの吹き出し口からのぞいてファンのブレードを一枚づつ掃除いていくしかないのでとても大変です。

送風ファンが汚れているときは大抵、フィルター、熱交換器なども汚れている場合が多いです。おすすめは、エアコンクリーニングです。エアコンクリーニングでは、個人では掃除できない部分もすみずみまで掃除することができます。

エアコンクリーニングをする理想的なタイミングは、年2回の冷房シーズン前と冷房シーズン後、年1回であれば冷房シーズン後です。ファンのホコリは冷房シーズンに堆積しやすいので、暖房を使い始める前にエアコンクリーニングをすると効果的です。

対策

次の方法で送風ファンを掃除する

・エアコンの吹き出し口から地道に掃除する

エアコンクリーニング業者にエアコンの清掃を依頼

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まとめ

エアコンがちゃんと効いてほしいときに、部屋が冷えなかったり暖まらなかったりするととても困りますよね。

本記事では、エアコンの暖房が効かないときに考えられる10の原因とその対策について解説しました。

もし、エアコンが効かない、効きがわるいと感じている方は、本記事でご紹介した対策をぜひ実践してみてください!

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この記事を書いた人

あかぺんのアバター あかぺん エアコン設計者

・大手家電メーカーでエアコンの設計開発に従事
・日本国内だけでなく海外向けのエアコンも担当
・エアコンに関わる様々な経験を持つ
 (商品企画/製造/量販店での販売/エアコン設置)

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