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エアコンのカタログにでてくる「APF」って何!?性能を表す「APF」と電気代の関係を現役の家電エンジニアが徹底解説!

エアコン
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エアコンのカタログを見ると、どのメーカーでも、「APF」という指標が出てきます。これは通年エネルギー消費効率というもので、この値は、エアコンの性能を表しています。本記事では、この「APF」という値について電気代にからめて解説していきたいと思います。

APFはカタログのどこに記載されているの?

実際に、APF はカタログのどの部分に記載されているのでしょうか?

エアコンメーカー各社ともに、カタログには次のようなスペック表が載っています。

例として、ダイキンのカタログを見てみましょう。

この中の右の赤枠の部分がAPFです。

このプレミアムモデル(Rシリーズ)の10畳用機種(AN28YRS-W)の APF は 6.8 ということになりますね。

APFって何ぞや?

APFは、Annual Performance Factor = 通年エネルギー消費効率のことで、1 年間を通してある一定条件のもとにエアコンを運転したときの、消費電力 1kW 当りの冷房および暖房能力を表わすもので、冷房期間と暖房期間を通じて室内側空気から除去する熱量および室内空気に加えられた熱量の総和と同期間内に消費された総電力との比で表わされます。(日本冷凍空調学会より引用)

アカペン
アカペン

んー、なんか難しくてわからん!

もう少しくだいて言うと、「冷房シーズンにどれだけ部屋を冷やすことがきたのか」と、「暖房シーズンにどれだけ部屋を暖かくすることができたのか」を足して、「冷房シーズンと暖房シーズンに使った合計の電力量」で割った値が APF です。一年を通してどれだけの効率で部屋を冷やしたり暖かくしたりできたのかを知ることができます。

また、この、冷房シーズンと暖房シーズンというのは次のように決められています。

モデル地域東京
住宅平均的な木造住宅(南向き)
冷房期間5月23日~10月4日
暖房期間11月8日~4月16日
1日の稼働時間6:00~24:00の18時間

なお、冷房期間とはルームエアコンを冷房運転する期間をいい、その期間は、標準気象データの日平均気温が22℃以上となる3回目の日から、日平均気温が22℃以上である最終日より2日前までとされています。また暖房期間とは、ルームエアコンを暖房運転する期間をいい、その期間は、標準気象データの日平均気温が14℃以下となる3回目の日から、日平均気温が14℃以下である最終日より2日前の日までとされています。(JIS C 9612:2013より)

この値が大きいほど、効率よく部屋を冷やしたり暖めたりすることができるので、性能が良いといえます。

APFによる電気代の違い

まず、APFの値が大きいほど効率よく部屋を冷やしたり暖めたりできる=省エネであるということになります。より省エネ性が高いエアコンということは、製品のグレードが上がれば APF も大きい値になると思われます。

では、実際に、ダイキンのプレミアムモデル Rシリーズ の10畳用(2.8kW)とベーシックモデル Eシリーズの同じく10畳用(2.8kW)では APF がどれくらい違うのでしょうか。

Rシリーズの2.8kW機種(AN28YRS-W)は APF が 6.8

Eシリーズの2.8kW機種(AN28XES-W)の APF は 5.8

でした。

つまり、Rシリーズの方がEシリーズよりも、6.8÷5.8=1.17倍も効率が良いということが分かります。これをそのまま電気代に置き換えると、 1kWh あたりの電気代を26.5円(東電 従量電灯B 120kWh~300kWhまでの料金)とすると、

Rシリーズの年間電気代は、年間消費電力量 779kWh × 26.5 = 20,643.5円

Eシリーズの年間電気代は、年間消費電力量 929kWh × 26.5 = 24,618.5円

※年間消費電力量は、APFを算出する際に使用した、冷房シーズンと暖房シーズンの電力量の総和(スペック表左下の値)
また、実際の消費電力量は使用する環境で変化するためあくまで目安としてください。

となり、Rシリーズ(APFが高い)の方が年間で3,975円も電気代がお得であることが分かりました。

APFによる電気代比較 vs他メーカー

ただし、上記のような比較を行ったとき、

Rシリーズ(AN28YRS-W)は販売価格が 305,580円(参考値)

Eシリーズ(AN-28XES-W)の販売価格は 104,580円(参考値)

と約200,000円もの開きがあります。

もし、10年間使い倒したとしても

年間3,975円 × 10年 = 39,750円 となってしまいます。

アカペン
アカペン

あれ、全然ペイできない。。。

同社のシリーズ別で比較してもあまり意味はなさそうですね。

では、別メーカーで同じグレードのモデルと比較してみましょう。

ここでは、日立のプレミアムモデルであるXシリーズと比較してみます。

日立Ⅹシリーズの2.8kW機種(RAS-X28L)は APF が 7.4で、

年間消費電力量から年間の電気代を計算すると、

716kWh × 26.5円 = 18,974円 となります。

先ほどのダイキンのプレミアムモデル Rシリーズと比較すると、

販売価格は、305,580円-226,400円=79,180円 安い

年間の電気代も、20,643.5円-18,974円=1669.5円 お得!

という結果になりました。

販売価格とAPFの値だけで比較すると、日立エアコンの方がお得だ!となるわけです。

ここまで、APFについて解説してきました。

それでは、実際にエアコンを見に行ってみましょう!

まとめ

本記事では、エアコンのカタログに出てくる APF という指標について解説しました。

今回のように、実際に電気代にからめてみると分かりやすいので、

エアコンを選ぶ際には是非参考にしてみてください!!

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