エアコンをキレイに保つことで、お部屋の快適性向上や家族の健康に良い影響を与えます。しかし、エアコンはとても掃除がしにくい家電でもあります。そこで、活躍するのがエアコンの自動お掃除機能です。自分に合ったお掃除機能を搭載しているエアコンを選んで、快適なお家ライフを手に入れましょう!本記事では、シャープのプラズマクラスターNEXT搭載のルームエアコン N-Xシリーズについてご紹介します。
自動お掃除機能一覧
シャープのクリーン機能といえば、「プラズマクラスター」ですね。
プラズマクラスターは、発生器が単体でも販売されているほどで、シャープのクリーン機能はこのプラズマクラスターをキー技術としています。
では、さっそくみていきましょう。シャープの自動お掃除機能は次の通りです。
- プラズマクラスターパトロール(内部)
- 内部清浄
- フィルター両面お掃除
- ホコリブロックフィルター
- 親水性コート熱交換器
- ホコリレスファン
- 防カビ加工送風路&ドレンパン
- カンタンに取り外せて、内部まで拭きやすいフラット構造
- パーツは水洗いOK
プラズマクラスターパトロール(内部)
エアコンの停止中に、エアコン内部が温度20℃、湿度70%を上回ると電源がオンします。
ファンを逆回転させることでエアコン内部の空気を動かすとともに、プラズマクラスターNEXTの高濃度イオンを充満させて、カビの発生を防ぎます。
プラズマクラスターとは?
ぶどうのようなロゴでおなじみのプラズマクラスターですが、どのような原理でどんな効果が期待できるのでしょうか。
プラズマクラスターは、自然界にあるのと同じプラスとマイナスのイオンをプラズマ放電により作り出し放出しています。
放電電極に電圧をかけてプラズマ放電することで、空気中の水と酸素から水素のプラスイオン(H⁺)と酸素のマイナスイオン(O₂⁻)が発生します。
それぞれのイオンはそのままだと不安定ですが、水分子に包まれているので長く空気中を浮遊することができます。
そして、カビ菌やウイルスの表面に付着すると、酸化力の強いOHラジカルに変化し、瞬時に表面のタンパク質から水素(H)を抜き取りタンパク質を分解します。
それにより、カビ菌やウイルスを不活性化することができます。
その後、OHラジカルと水素(H)が結合し、水(H2O)になって空気中に戻ります。
パナソニックのナノイーとOHラジカルの酸化力を利用している点は同じですが、ナノイーは発生時に既にOHラジカルとなっており、プラズマクラスターは、菌やウイルス到達時にOHラジカルになるという違いがあるようです。
参考:エアコンのお掃除はエアコンにおまかせ!!自動お掃除機能付きエアコン~パナソニック編~
現在、プラズマクラスターのグレードは、プラズマクラスター7000、25000、NEXTがあり、それぞれイオン濃度が増えていくことによって、効果も上がります。
N-Xシリーズに搭載されているプラズマクラスターNEXTは、50,000個/cm³という高濃度となっており、プラズマクラスター7000と比較すると、約7倍の濃度です。プラズマクラスターNEXTには、次に示すものに効果を発揮します。
- ストレスがたまりにくい環境
- 集中を維持しやすい環境
- 付着排せつ物臭
- においのもととなるニオイ原因菌
- 付着カビ菌
- 浮遊カビ菌
- 付着タバコ臭
- 静電気
内部洗浄
運転停止後にエアコン内部を乾かすと同時にプラズマクラスターイオンを内部に充満させ、カビの増殖を抑制する機能です。
フィルター両面お掃除
シャープのホコリブロックフィルターはフィルターの目が細かく、内部にホコリが侵入しにくい構造になっています。
さらに、2つのブラシでフィルタの表裏に付着したホコリをかき取ることができます。
片面だけをブラシでこすると、細かいホコリが濾(こ)されて、熱交換器側に入ることが予想されますが、シャープのフィルター自動お掃除は、フィルタの両面をはさみこんで掃除することができるため、ホコリの除去性能が高いといえます。
また、ダストボックスには抗菌加工が施されており、清潔さを保つことができます。
親水性コート熱交換器
冷房時と除湿時は、ドレン水で熱交換器についた汚れを浮かせて、ドレン水とともに室外へ洗い流します。
ホコリレスファン
送風ファンに帯電防止剤を練り込むことにより、ホコリの付着を約80%低減します。
防カビ加工送風路&ドレンパン
送風路やドレン水の通り道であるドレンパンには防カビ対策を施しています。
この防カビ仕様は、防カビ加工されていない製品の表面と比較し、特定のカビの生育が基準より抑えられることが確認されている製品の証明である、SIAA(抗菌製品技術協議会)に登録されています。
カンタンに取り外せて、内部まで拭きやすいフラット構造
エアコンの内部で風が通過する送風経路を構成する部品である、ルーバーやダストボックスは、汚れやすい上に外しにくくなっている場合がほとんどです。
しかし、シャープのN-Xシリーズでは、工具なしで簡単に取り外すことができます。
また、エアコン内部も凹凸が少ない構造になっており、ひっかかりにくく汚れが気になる所を簡単に拭くことができます。
シャープのお掃除簡単機構については、下記の動画をご覧ください。
パーツは水洗いOK
シャープのN-Xシリーズでは、次に示す、汚れが気になりやすいパーツを取り外して、水洗いすることができます。
- 左右風向ルーバー
- フィルター
- 掃除アシストブラシ
- 掃除ブラシ
- ダストボックス
まとめ
本記事では、シャープの自動お掃除機能についてご紹介させていただきました。
シャープの内部クリーン機能は、キー技術であるプラズマクラスターが強い訴求力を持っており、実際の効果も期待できます。
また、フィルターお掃除、防カビ・帯電防止などの練り込み材など、一通りの内部クリーン技術を備えつつ、三菱同様、ユーザーのお手入れも考慮した簡単取外し構造になっており、自動+人の手でよりながく清潔を保つことができそうです。
次の記事で、大手メーカー6社の自動お掃除機能についてまとめていますので、ご参考にしてください。
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