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エアコンの放出系空清機能を現役エンジニアが徹底解説!!~三菱編~

エアコン
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エアコンの空清機能の一つである、イオンやオゾンを放出する機能。本シリーズでは、この放出系空清浄機能にスポットをあて、大手エアコンメーカー各社の機能について現役の家電エンジニアのアカペンが解説していきます。

この記事を読むと

三菱のエアコンについて空清機能の特徴が分かります。

放出系空清機能とは?

空清機能には大きく分けて2種類あります。

  • 各種フィルターを使って集塵(しゅうじん)や抗菌、ウイルスの抑制などを行う空清機能
  • イオンやオゾンを放出することにより、菌やウイルスなどを抑制する空清機能

本記事では、後者のイオンやオゾンを放出することにより、菌やウイルスなどを抑制する機能について解説していきます。

三菱のエアコンラインナップ

三菱のエアコンラインナップをまとめました。機種の分類は、後で大手エアコンメーカーそれぞれで比較をしやすいよう、最上位機種から、上位機種、標準上位、標準下位、普及上位、普及下位機種という分類にしました。三菱のルームエアコンは、『霧ヶ峰(きりがみね)』でおなじみですね!

三菱の放出系空清機能

三菱の放出系空清機能は『ピュアミスト』です。

ピュアミストは、スチームの水の粒よりももっと小さいナノレベルの水の粒子です。

エアコンの中で空気中の水分に高電圧をかけて、電気を帯びたミスト(水粒子)にして放出。このミストが長時間(10分以上)浮遊し、菌・ウイルス・カビ菌・花粉にを包み込みます。活動を抑制し、ニオイを分解・除去します。

また、空清機能として『ヘルスケアー』という機能も持っており、これは、ユニットを通過する空気中のウイルス・花粉を高電圧で抑制する機能です。

数年前までは、大手エアコンメーカー各社でミストを発生させる機能があったのですが、最近はミスト系をすっかり見なくなりました。

その中で唯一ミストを継続しているのが三菱です。

ミスト放出機能がなぜ下火になったかについてエンジニア的視点で考察すると、

ミストは空気中の水分を取り出してそこに高電圧をかけることで微細な水粒子にしていますが、その水分を取り出す装置の搭載にコストがかかる、そして、コストが高いわりにユーザーが実感しにくいということがミスト衰退の原因ではないかと推測します。単純に流行りと廃りであるといえばそれまでですが。

次にエビデンスです。最近、エビデンスという言葉をしばしば使用していますが、ここで言うエビデンスとは、機能を訴求(アピール)するにあたって、その根拠となるデータのことです。

カタログなどで、機能を訴求していても何もそれに付随するデータがなければ胡散臭いですよね。

また、そのエビデンスデータは外部依頼して試験してもらうことが多いです。そのほうが、自社以外でのお墨付きというイメージがつきます。

それでは、エビデンスです。

25m3の密閉空間に菌を噴霧し、エアコンを稼働しながら「ピュアミスト」を放出します。

一定時間後に試験空間内の空気を回収し、空間中の浮遊菌数を測定しました。

試験結果は、FZシリーズでは8.5時間後、Zシリーズでは、9.5時間後、Xシリーズでは、460分後の浮遊菌回収率は「ピュアミスト」を放出しない場合に比べ、99%以上低減するという結果でした。

また、三菱の環境試験室(14畳)において、エアコンの前方4mにタバコのニオイをしみ込ませた布片を設置し、臭気の変化を試験しています。

臭気判定士の監修の下、6段階臭気強度表示法で評価したところ、自然減衰と比較して120分後に臭気強度1ランクダウン(約90%低減に相当)を確認できています。

なお、タバコの有害物質(一酸化炭素など)は除去できません。

おまけ『ヘルスエアー機能』

ヘルスエアー機能は、放出系の機能ではありませんが、室内機の一部にヘルスエアーユニットが搭載されていて、そこを通過する空気中のウイルス・花粉を高電圧で抑制する機能です。さらに、微細なホコリも帯電させて、集塵部の静電気でキャッチします。

エビデンスは次の通りです。

25m3の密閉空間にウイルスを噴霧し、エアコンを稼働しながら「空気清浄運転」を設定した場合のウイルス、花粉の抑制率について測定をしました。

一定時間後に試験空間内の空気を回収し、空間中のウイルスをで測定します。試験結果は、160分後のウイルス回収率が、「空気清浄運転」を設定しない場合に比べ、99%以上低減という結果だそうです。

また、浮遊した花粉については、ヘルスエアーデバイス稼働有無での花粉抑制率は93%以上という結果となっています。

ピュアミストとヘルスエアー機能の適用範囲

三菱は、最上位機種であるFZからZ、Ⅹシリーズまでにピュアミストを搭載、そして、標準下位機種にヘルスエアー機能を搭載しています。

普及機種以外は空清機能を搭載していることになります。

また、三菱は、これに加え、室内機内部オゾン充満による内部クリーン機能も搭載しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

本記事では、三菱の放出系空気清浄機能であるピュアミスト、そして空清機能であるヘルスエアー機能についてご紹介させていただきました。

ピュアミストは、大手エアコンメーカーでも最近では見なくなったミスト放出機能で、空清だけではなく、肌や髪にうるおいを与える効果もある機能として重宝できます。

エアコンご購入を検討の際は是非参考にしてみてください。何かご質問がありましたらメッセージ欄もしくはお問い合わせフォームからどうぞ。

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