本シリーズでは、エアコンの取り付けスペースが狭くても設置可能なコンパクトタイプのエアコンを紹介しています。本記事では、日立のルームエアコン白くまくんWシリーズをご紹介します。さらに、今の時期限定のお買い得情報も掲載しています!
結論
本記事の結論は次の通りです。
大手エアコンメーカーのコンパクトタイプエアコンの中で最小高さ248mm。
※今回調査したメーカ6社中(ダイキン、パナソニック、三菱、日立、シャープ、富士ゼネ、東芝)
機能がプレミアム機種とほぼ遜色なし。詳しくは本文をご覧ください。
GOOD DESIGN賞を受賞したスタイリッシュなスリムエアコン。
日立のラインナップでコスパ最強のシリーズといえます。
お買い得情報は、前年モデルを購入する方法です。詳細は記事の最後の方をご覧ください。
白くまくんWシリーズのサイズ
日立の白くまくんWシリーズは、本調査機種の中で、最もコンパクトな248mmでした。
幅798mm × 高さ248mm × 奥行340mm
白くまくんWシリーズの設置可能寸法は、ハイサッシ上では、278mmあれば設置可能、カーテンレール上では293mmあれば設置が可能です。また、カーテンレールの奥行きは最大110mmまでOKです。
※どちらの場合も幅方向にも壁までの距離が50㎜必要です。
※室内機背面で配管接続する場合は、上面隙間120mm以上必要です。
エアコンを購入の前に必要な確認事項についてはこちらの記事もチェックしてみてください。
白くまくんWシリーズの機能
白くまくんWシリーズには、白くまくんシリーズの最高位、Premium Xシリーズにも引けを取らない機能が搭載されています。
主な機能は次の通りです。
- 室内機 [凍結洗浄]
- 室外機[凍結洗浄]
- ファンロボ
- ヒートアタック(エアコン内部クリーン)
- プレシーズンお手入れ
- ステンレス・クリーン システム
- カラッと除湿 [再熱除湿方式]
- 白くまくんアプリ(無線LAN通信 内臓)
凍結洗浄
熱交換器の汚れがひどくなる前に、自動でしっかり洗浄します。
室内機は、熱交換器に付着した物質(ホコリや油汚れなど)を洗い流します。
室外機は、熱交換器に付着した小さなホコリを洗い流します。
Wシリーズにはくらしセンサー(人感センサー)が搭載されているため、人がいない時に自動で洗浄を行う設定も可能ですが、好きな時間にセットできるタイマー洗浄や手動洗浄も選ぶことができます。
ファンお掃除ロボ
室内機の送風ファンは、手が届きにくく、個人ではとても掃除しにくい場所のひとつです。
ただ、送風ファンは冷房直後の室内機内の湿気によるカビの繁殖やホコリの体積による性能低下が懸念される部分です。
そんな懸念を解消してくれるのがこの『ファンお掃除ロボ』機能です。
ファンを逆回転させ、ブラシで落としたホコリは熱交換器に付着させます。
熱交換器に付着させたホコリは、凍結洗浄で洗い流すことができます。
凍結洗浄とファンお掃除ロボはクリーン機能最強の組み合わせですね!
ヒートアタック
ヒートアタックは、セットしておくと冷房や除湿運転が停止した後に、熱交換器の熱を利用して、熱交換器とファンを加熱し、カビを抑制します。
つまりは、冷房・除湿運転後に暖房運転させて加熱乾燥させる機能です。
プレシーズンお手入れ
エアコンをよく使う冷房シーズンを迎える前に、内部を自動でしっかりお掃除する機能です。
エアコンを使用しなかった期間の汚れを自動で凍結洗浄しながら、正常に運転するか、故障部分がないか自動診断してお知らせします。
この機能は、2021年モデルの最新機能です。
ステンレス・クリーン システム
日立の独自機能で、ロングセラーなのがこのステンレス・クリーンシステム。
エアコンの汚れやすい場所である通風路とフラップ、フィルターをステンレス素材にすることで、汚れの付着を防ぎます。
また、ステンレスクリーン・システムの中には、フィルターの自動お掃除機能も含まれます。
カラッと除湿
除湿の方式には2種類あり、このカラッと除湿は、再熱除湿方式を採用しています。
再熱除湿方式の特徴は、お部屋を冷やさずに除湿をすることです。
梅雨の時期、じめじめしているけど、お部屋を冷やしたくないときなどに有効です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
白くまくんアプリ
スマートフォンに専用アプリである『白くまくんアプリ』(無料)をインストールすれば、いつでもどこでもエアコンの操作や運転状態の確認ができます。
別売の外付け無線アダプターは、以前より対応していましたが、内臓型は2021年モデルの最新機能です。
アプリにはデモモードもあるので、操作感を試してみても面白いかもしれません。
白くまくんWシリーズが圧倒的にコスパが良い理由
白くまくんWシリーズは、プレミアムXシリーズと比較すると、主に次の機能に差があります。
【プレミアムXシリーズにあってWシリーズにない機能】
- 室内機排水トレー [凍結洗浄]
- ステンレスイオン空清
- カビバスター
- くらしカメラ機能
- 暖房機能の一部
多くの機能さがあると思いますが、
Wシリーズでも、日立エアコンで今売りにしている凍結洗浄を室内、室外ともに搭載している。スリムデザインにも関わらず、ファンロボを搭載している。
カビバスターの代替機能としてヒートアタックを搭載している。
また、価格帯を見ると、Wシリーズとの差は歴然です。代表として、主に14畳用の4.0kW機種で比較をすると、\83,285の差があることが分かります。(2021年4月5日現在 ヤマダウェブにて標準工事価格込み)
このように、
日立のメイン訴求である機能を搭載して、この\83,285の差を考えるとハイコストパフォーマンスと言わざるを得ないでしょう!
プレミアムXシリーズ:
¥327,799 (税込) ※2021年4月5日現在
Wシリーズ:
¥244,514 (税込) ※2021年4月5日現在
白くまくんWシリーズ お買い得情報
2021年4月から数か月の間で、最もお得にWシリーズを入手する方法は、ズバリ、前年のモデルを購入することです。
前年モデルは型落ちだから、最新モデルの方がいいんじゃないの?
と、思われる方もいらっしゃると思いますので、最新のモデルと前年モデルの違いを見るために、2021年最新モデルと、前年の2020年モデルで機能の比較を行いました。
機能の違い
2021年モデルで新搭載となった機能は次の機能です。
- プレシーズンお手入れ
- 白くまくんアプリ(無線LAN通信 内臓)
ただし、白くまくんアプリについては、別売の無線LANアダプタを購入すれば、2021年モデルと同じように遠隔操作が可能になります。※内蔵型ではないため、アダプタは室内機の外枠に取り付けます。
また、省エネ性を表すAPFは、2020年モデルと2021年モデルは同じ値でした。
APFについてはこちらの記事をご覧ください。
価格の違い
では、2020年モデルと2021年モデルとの価格差はどれくらいなのでしょうか?
こちらも、主に14畳用の4.0kW機種で比較をすると、\83,398もの差があることが分かります。(2021年4月5日現在 ヤマダウェブにて標準工事価格込み)
最新のプレミアムXシリーズとの差はなんと、\166,683にもなってしまいます!
よって、この機種入れ替えの時期こそが前年機種のお買い得時期と言えます。
Wシリーズ 2021年モデル:
¥244,514 (税込) ※2021年4月5日現在
Wシリーズ2020年モデル:
¥161,116 (税込) ※2021年4月5日現在
エンジニアポイント
一般的にどのメーカーも一度フルモデルチェンジ(外観や製品コンセプトを大きく見直し新開発を行うこと)を行うのは数年に一度です。その間は、マイナーチェンジと呼ばれる、いわゆるちょい変。
なので、マイナーチェンジの間であれば、前年度と大きな違いは出にくいのです!
Wシリーズを見に行く
2020年モデル ※残り台数に限りがあるため販売終了になる可能性があります。
2021年モデル
まとめ
本記事では、日立のコンパクトタイプエアコンである、白くまくんWシリーズについて、機能と価格についてご紹介しました。
また、2021年は前年モデルとの機能差があまりないことから、安価な2020年モデルが今買い時です。
おそらくすぐに在庫がなくなってしまうので、購入をご検討されている方は、このタイミングを逃さずにお買い求めください。
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