私たちが普段から使用している家電で新型コロナウイルス対策できたらいいですよね。そもそも、新型コロナウイルスへの対策ができる家電なんてあるのでしょうか?まとめてみましたので、一緒にみていきましょう。
新型コロナウイルスへの対策とは?
厚生労働省の新型コロナウイルス対策サイトには下記のような対策が挙げられていました。
- 3密(密集、密接、密閉)を避ける
- 安全な距離を保つ
- こまめに手を洗う、消毒をする
- 室内喚起と咳エチケット
- 接触確認アプリをインストール
この中で、家電で実現できそうなのは、消毒と換気あたりでしょうか。
次に実際の製品で対策機能があるものを見ていきましょう。

厚生労働省の接触確認アプリ、僕のiphoneのOSに対応してなかった。。

いや、そんなことより僕はこっちのほうが気になってしまった!厚生労働省GJ!!ナイスコラボ!!
新型コロナウイルス対策になりそうな機能は何だろう?

新型コロナ対策になりそうなのは以下のような機能じゃなかろうか!
- 深紫外線(UVC)照射
- イオン放出
- 次亜塩素酸水と次亜塩素酸
- 室内の自動換気
深紫外線(UVC)照射
深紫外線は、紫外線の中でも波長が小さい領域(UVA (400–315nm)、UVB(315〜280nm)、UVC (280 nm 未満) )のもので、この光を照射することによってウイルスを不活性化することができるようです。
既にコロナ対策専用(菌・ウイルス対策専用)の深紫外線照射ができる商品は多く販売されていますが、今のところその機能を持った家電がなさそうなので今回は割愛します。
参考として、ウシオ電機株式会社が開発した「Care222TM」という殺菌用光源が新型コロナウイルスへの効果が期待できるようなので、ぜひ、このユニットを搭載した家電をどこかのメーカーに販売していただきたい!
イオン放出
- シャープ 「プラズマクラスター搭載製品」

シャープのプラズマクラスターは、イオン系機能としては言わずと知れた機能ですが、2020年9月7日、シャープWebページのニュースリリースにて、「世界初、プラズマクラスター技術で、空気中に浮遊する「新型コロナウイルス」の減少効果を実証」という記事がありました。
これを読む限り、プラズマクラスター機能を搭載した製品は新型コロナウイルスへの直接的な対策なりそうですね。
ただし、実証試験で使用したプラズマクラスターイオン発生機のイオン濃度は発生装置付近で約1,000万個/cm3ということですので、実際どれくらいのイオン濃度になるかは製品での確認が必要になると思います。

プラズマクラスターの製品を購入する際は、エビデンスのチェックを欠かさずに!
次亜塩素酸水と次亜塩素酸
- Panasonic 空気清浄機「ジアイーノ」

このジアイーノは新型コロナウイルス被害がある前から販売されていた製品で、効果としては以下になります。
空気中に浮遊する菌やウイルスを吸収し、本体内部で生成する「次亜塩素酸水溶液」の力で抑制。また、放出した次亜塩素酸で部屋に付着した菌やウイルスを抑制します。

本体内の次亜塩素酸水溶液の濃度は約10ppmですが、放出される次亜塩素酸は0.1ppm未満となっており、人体に影響がない安全な濃度だそうです。
屋内の自動換気
- ダイキン ルームエアコン「Rシリーズ(うるさらⅩ)」

このダイキンの換気機能付きエアコンは外から空気を取り込んでいる吸気方式です。
部屋の換気を行いながらエアコンを使用できるのは素晴らしいですね。

ただ少し気になったのが、換気量です。これについては、違う記事で詳細を確認してみたいと思っています。
参考:エアコンを運転しながら換気ができるダイキン『うるさらX』の換気性能を現役家電エンジニアが徹底分析!
まとめ
新型コロナウイルスの対策となりそうな家電を3つ紹介させていただきました。
- シャープ イオン発生器「プラズマクラスター」
- Panasonic 空気清浄機「ジアイーノ」
- ダイキン ルームエアコン「Rシリーズ(うるさらⅩ)」
並べてみるとみんな知ってるメーカーでしたね!
これらは通常の家電としても使用できますし、新型コロナウイルスへの対策にもなりそうですね!

設計者としては、菌やウイルスに対しての訴求は機能への期待が強い分クレームになりやすいから、あまり大々的に訴求したくないんだよなぁ。(ぽつり)
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